ウキ釣り用の竿では一般に「磯竿」「チヌ竿」「グレ竿」があります。明確に言うと「チヌ竿」と「それ以外の竿」「尾長グレ専用」となっています。
チヌ竿は胴調子になっていて、竿を10等分した時の曲りの支点が6:4ぐらいになっています。
グレ竿は先調子になっていて8:2から7:3の中間ぐらい調子です。僕の好みは胴調子の方が魚とのやり取りが楽しめるので好きですね。
最近は細ハリスを使う人が多くなってきているのでグレ竿も7:3の調子が主流である。
先調子ほど振込や操作性やアワセなどの操作性は優れているが、細ハリスを使用した時のアワセ切れが多くなります。
2016年現在の竿は胴調子でも風に振り回されることがなく、シャッキとしています。斜め方法にカーボンの巻き方を増やしたことで強度が増しているのだと思われます。
胴調子のほうが魚が怒ることなく、「まだ勝てそうだ!」と舐めてくるので、意外に浮いてくるのが早いですよ。初めて買う場合はチヌ狙いでも、磯竿であれば1.2号がオススメである。
磯竿1号~1.5号を選んでおけば、グレ(メジナ)もチヌもどちらも狙えます。
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竿の種類
磯竿には「外ガイド竿」「中通し竿」の2種類あります。それぞれに特徴があり、どちらが優れているといるわけでもなく状況によって使い分けれれば一番いいですが、プロで「中通し竿」を使っている人はみたことがない。
両方の竿を購入できればいいのですが、どちらか1本に絞るのであれば、外ガイド竿をオススメします。
ラインを繊細にコントロールするには外ガイドが適しています。基本的なテクニックを身に付けてから中通し竿を買ったほうが中通し竿の良さもわからないと思います。
それでは、それぞれの竿の特徴を見てみましょう。
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【外ガイドロッド】
昔ながらの、竿の外側にガイドが付いている竿です。
道糸との接点が少ないので、ラインの放出性能がいちばんの利点です。穂先が0.7mmぐらいの細さなので、やんわりと道糸を張っての聞き合わせが可能です。
ただし、ガイドへのイト絡みで穂先を折るトラブルは付き物ですが、最近の竿は穂先絡みでも折れにくい竿が出ています。シマノでいうと「タフテック」、ダイワで言うと「メガトップ」という名前です。
雨天時に糸が竿にべたつくといった短所もあります。中級品以上の竿には竿のコーティングに工夫がされていてベタツキにくくなっています。
【中通しロッド】
竿の内部に糸が通るので「インターラン」「インナーガイド」とも呼ばれています。イト絡みが少なく、道糸が風であおられないので、雨天時や強風時のような悪天候でも安定した操作ができます。
しかし、穂先を細く作るにも限界があるので、微妙なテンションコントロールは難しくなります。糸の放出性のも外ガイド竿に一歩ゆずります。
竿の長さは?
長さは4.5mから6.3mの範囲で各種ありますが、腕力に乏しい女性や子供なら4.5mや5mでも構わないが、高校生男子以上であれば5.3mをオススメします。ハリスの長さは標準で3m、長くなれば4mにすることもあります。
4mの長さのハリスを使用したいときには5.3mの竿であれば仕掛けの投入もやりやすく、取込みも長い方が有利になります。
【まとめ】
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ウキ釣りはどんな仕掛けなの?
ウキ釣りに使うリールはどんなのがいいの?
強風時、雨天時、特に夜釣りによく使うなら中通し竿