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エサ釣りで人気の魚
クロダイ(チヌ)
釣り人の間で人気のチヌ。
よく釣れるサイズは20~40cm、大きいものは70cmにもなります。
棲息域は沿岸の海水域だが、淡水の混じる汽水域にも積極的に棲息しています。
また成長に伴い性転換する魚として知られています。
2~3歳まではすべてオスだが、そこから先はメスに性転換してしまうようです。
使われるエサはオキアミ、アミエビ、カラス貝、アケミ貝、カニ、イソメ類、変わったものではスイカやコーンも使われています。
オキアミとコーンを並べて海底に置いておくと、どちらを先に食べると思いますか?
「当然、オキアミだろ!」とあなたは思ったでしょう。
しかしチヌはコーンが好物で先にコーンを食べます。
チヌの一番の好物はカニ・イソメ・シラサエビなどの動く餌です。
海底、岸壁のエサを食べることが多く、その場所を狙った釣法がたくさんあります。
チヌの基本釣方は「ウキ釣り」「ダンゴ釣り」「落とし込み釣り」「カカリ釣り」でありますが、それ以外にも「渚釣り」「カゴ釣り」「スイカ釣り」「ブッコミ釣り」「ルアー釣り」「ウキフカセダンゴ釣り」などもあります。
メジナ(グレ)
磯釣りで一番人気のメインターゲットといえば、やっぱりメジナではないでしょうか。
なぜこんなに釣り人に人気があるかはナーバスな一面と突如ひょう変して大胆にえさを食べるようになる性格な魚でもあります。
誰でも簡単に釣れる時もあれば、まったく釣れない時があり、簡単に釣らしてもらえないことが釣人を魅了するのですね。
言ってみれば女性のようである。
いわばメジナは「ジキルとハイドの二面性」すなわち二重人格であることを知っておくことが釣り人は知っておくことが大事です。
引きが強いのも釣り人を虜にする要因の一つです。基本仕掛けはウキフカセ釣りになります。
岩礁帯に住み、小魚、イソメ類、エビ、カニ、貝類を捕食。
エサ取りが多いときは、海藻やフナムシを使ったりします。
特に海藻はメジナしか食べないので、エサ取り対策では有効ですよ。
マキ餌をしてその中に針のついた餌を紛れ込まして、魚をだまして釣るのが基本になります。
針のついた餌をいかに自然に近い状態に流せるかが釣り人の腕の見せ所になります。
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キス
よく釣れるサイズは20センチまで。
砂地または砂泥底を好んで棲んでいます。
パールホワイトでスマートな魚体が美しく、投げ釣りではメインターゲットになっています。
ゴカイ、イソメ類が主食。海底付近を群れを作って泳ぎ回り、ロウト状に伸びる口を伸ばして捕食します。
捕食活動は基本的に日中で、朝マズメから夕マズメまでは食うが、夜間は寝ています。
群れになって行動しているので、1匹釣れると同じポイントで何匹も釣れます。
仕掛けを投入したら、置き竿にせず、ゆっくり引きながらアタリを待ちます。
1匹釣れてもそのままゆっくり仕掛けを引きながら何匹か掛かるまでアタリを待つのがいいですね。
キスのアタリは小さい魚体ながら強烈で竿先にゴンとくる。
しかも25センチの大型になると引きも強いですよ。
カレイ
カレイは好奇心が旺盛で何かを物音がしたり、ごく一部で濁りが入ったりするとそこに急行します。
ただ寄るのは早いのだがそれが何かを確認するのは目が悪いようなのでそれが何なのかをじっと見ます。
それがエサだとわかるとゆっくりくわえ、ゆっくり飲み込むこむようです。
この辺がカレイ釣りで早合わせでは釣れない理由になります。
釣り方は投げ釣りがメインになります。
どこのポイントで食うかを見極めるために、竿を3本出して、遠距離、中距離、近距離の3ヶ所で攻めるのがセオリーです。
仕掛けに関しては、派手な色のテンビンやオモリを使ったり、ハリを毛バリに変えたりもします。
つまり、カレイが遠くからでも興味を持つような工夫が必要になります。
したがって、エサは常に元気なアオイソメやアカイソメが最適です。
「今日はひとが多いなぁ」と思った時は竿1本にしておきましょう。
マナーは守りましょう。
ルアー釣り、エサ釣りで人気の魚
シーバス(スズキ)
海のルアー釣りといえば一番に思い出すのがシーバスではないでしょうか。
シーバスの最大の特徴である大きな口は捕食するのが苦手であるのをカバーするために大きくなっているような印象を受けます。
泳ぎは淡水魚のバスと同じで得意ではないです。
針掛かりしてからのド派手なアクション「エラ洗い」が釣り人をとりこにするのでしょう。
釣り方としてはルアーがメインであるが、春先にはエビ撒き釣りにしか反応しないこともあります。
ルアーの引くスピードは捕食が下手なのでゆっくりを心がけなければなりません。
「エラ洗い」をされそうになったら竿先をなるべく下げ、ラインを緩まないようにしなければ針はずれを起こしてしまいます。
アイナメ
側線は魚にとって感覚器官であり、体側に1本ずつあるのがふつうである。
しかしアイナメにはなぜか側線が体側に5本ずつあります。
体側は振動、流れなど水が伝える自分の周囲の情報をその器官でキャッチします。
それがほかの魚よりも多いのだから確実に他の魚よりも多くの情報をつかむと思っています。
その側線は食べることの情報を集めるのに使われる方が多く、ほかの魚のおこぼれをもらいます。
つまりハイエナのような魚である。相手が弱ければ横からエサを奪い取ったりするのです。
釣り方はブラクリと呼ばれる独特の形のオモリに針が付いた仕掛けでアイナメの棲家である障害物付近を狙います。
もしくは針と糸と小さいオモリだけのシンプルな仕掛けでエサを落とし込みながら堤防の際やケーソンの継ぎ目などを狙う落とし込み釣りなどがあります。
最近はスプーンなどのルアーで狙うアングラーも多くなっています。
メバル
目が大きく張り出していることがこの名前の由来になっています。
メバルは海藻の中や岩陰に潜み、海面を見上げるような姿勢でいることが多いです。
ホバリング状態で浮きもせず、沈みもせずヒレも動かさずにその場に定位しています。
明らかに魚にとって不自然な姿勢をとるのは、捕食行動をとる姿勢ではないかと考えられています。
上から落ちてくるエサを待ち受けているのだろう。
いったん潮が止まるとエサとの遭遇率が減るのを知っているのか、海底にお腹を付けて休んでいます。
このときは寝ているのか、ただのうたた寝状態なのか、ほとんど動こうとしません。
ところがわずかに潮が動き出すとにわかに活性は復活します。
釣り方は夜釣りがメインでエビなどをエサにした電気ウキ釣りか、ソフトルアーでのルアー釣りになります。
日中は水深の深い場所や、暗がりになるところを狙ってみましょう。
カサゴ/ムラソイ
普通に釣れるサイズは20センチ前後。
最大35センチほどまでになり、日本各地沿岸に分布します。
ごく浅瀬から50メートルほどの岩礁帯、砂礫底、岩礁混じりの砂地を好んで棲むます。
体色は棲む環境に影響されることが多く、やや深いところに棲む赤みの強いタイプ、砂地に棲む全体的に淡い褐色タイプ、岩礁帯に棲む濃い褐色のタイプになどが見られます。
食用としてはゴカイ、イソメ類、エビ、カニ類、小魚などを捕食します。
カサゴは好奇心の強い魚であるが、エサとして食えるか食えないかの見切りは素早い。
食えないと分かるとそれからは見向きもしなくなります。
つまりソフトルアーなどの場合、一度食えないと判断したものに対しては見向きもしなくなります。
カサゴとムラソイはよく似ているが捕食の仕方がまったく異なります。
ムラソイはエサを目の前に落とすと「がぶっ」とくわえて、棲家に戻ろうとするが、カサゴは目の前に落としても、しばらくエサを見て「食べれるかなぁ」と確認するようにゆっくり食べます。
したがってカサゴ狙いのときは、竿先が「ブルブルッ」と引き込んだ時が合わせのタイミングになります。
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ウキフカセ釣りとは
落とし込み釣りとは