固定仕掛け、遊動仕掛け、移動仕掛け、全遊動仕掛けをウキフカセ釣りの4大仕掛けといいます。4大仕掛けはそれぞれ仕掛けに特徴があり、メリット、デメリットを持っています。
海や気候で魚の食いが刻々と変化をしています。それに合わせて仕掛けを変えていかなければ魚を釣ることはできません。それぞれの仕掛けの狙えるタナについて紹介します。
固定仕掛けの攻略エリア
円錐ウキの下から専用のヨージを差し込んだり、ウキ止めとウキ止めゴムで挟んでウキを固定する固定仕掛け。
ウキ下からハリまでが探れる範囲である。探れる範囲は4mと範囲は狭いが、構造がシンプルなのでタナズレはほとんどなく、アタリも明確。タナが浅いときに有効。手返しも早い。潮の早い場所やサラシ場なども得意なフィールドです。
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移動仕掛けの攻略エリア
5B以上の比較的大きなオモリ負荷のウキを使って狙いのタナまで一気に移動させるスタイルです。
厳寒期の低水温時や魚が低活性な時には深ダナを狙うのがほとんどである。狙えるタナが4mを超えるとわかっているときに有効です。ウキ止めをこまめに動かしてタナを絞りこむことが釣果につながります。
仕掛けが重いのでウキ止めは2個取り付けてタナズレ予防をする。食い込みが悪くなることもあります。
遊動仕掛けの攻略エリア
釣り場の状況に合わせて、なるべく軽いオモリを使って、表層からウキ止めまでの範囲をゆっくり探っていくスタイルです。
仕掛けが軽いのでマキエと同調させて沈めることができ、途中で止めたり、浮かせたり、引く戻したりといった操作も可能である。仕掛けが軽いので魚の食いはいいです。
メリットばかりに思われるが遊動スピードが遅くなり、手返しがとても遅い。仕掛けが軽いためライン操作はとても難しく、釣れるタナから外れやすく、ウキにアタリができくいのがデメリットでもある。
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全遊動(全層)仕掛けの攻略エリア
遊動仕掛けからウキ止めを使用しないスタイル。ウキ止めを外すことによって探れる範囲を限定せず、食い渋った厳寒時の魚の口元にエサを届けられるように考え出された釣法です。
ウキ止めを外すとツケエサを吸い込んだ魚にウキの抵抗が伝わらない結果食い込みがよくなるメリットです。
軽い仕掛けだと流れが速い場合や風が強いときはラインを送り込めなくなる。そんな時はマイナス浮力を使ってウキごと一緒に沈めて流してしまう釣法もある。全層沈め釣り(全誘導沈め釣り)と呼ばれています。
全層釣法は釣り人の感覚的な釣りで、ツケエがどこにどれだけ沈んでいるかは釣り人の推理や想像の世界観にゆだねられています。ライン操作もとても難しく、挑戦しがいのある釣法であります。
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ウキの浮力とウキ下の関係
固定仕掛けの流し方