マキエの役割
釣人に人気のあるチヌやグレは警戒心が
強い。そんな魚をターゲットにする場合、
マキエを撒くことにより、魚を寄せ、
警戒心を消し、マキエに夢中にさせる
ことにより、魚を浮かせることが可能に
なります。
そのマキエの中にハリの付いたマキエと同種のハリの付いたサシエを紛れ込ますことにより、サシエを食わすことができるのだ。つまり、不自然な流れ方をするハリの付いたサシエをカモフラージュ効果でターゲットの魚をだましているのである。
このカモフラージュ効果を少しでも高めるためにはマキエの比重とサシエのオキアミの沈下速度を合わる仕掛けが必要になってくる。
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一日のマキエの量と配合
マキエの量は季節によって変えているが沖磯で釣行するときの基本的な分量は
- 生オキアミ・・・・3kg×2ブロック
- 配合エサ・・・・・3袋
を1日の分量として準備しよう。
エサ取りの多い時期は3kgのオキアミを3ブロックと配合エサをもう一袋余分に持参するのが無難。エサ取りの多い時期はエサ取りに撒くエサの方がポイントに撒くエサより多く撒かないといつまでもサシエばかり取られてターゲットになる魚を釣ることができないからだ。
湾内の堤防であれば、オキアミ3kgと配合エサ2袋で十分だ。エサ取りが磯に比べて少ないからだ。
マキエサはオキアミ3kgと配合剤1.5袋を半日分として半日分を先に作る。後半用は状況によって配合エサの種類や混ぜ具合を変えることができるし、エサを作り直すことで気持ちをリセットすることで、集中力しやすくなる。
オキアミはエサを予約するエサ屋さんで半日分は解凍してもらい、もう半日分は半解凍にしてもらっておくといい。半日分のオキアミと配合エサはエサ屋さんでマキエ作り用のバットとスコップが用意してあれば、そこでマキエを作ってしまおう。釣り場についたら海水を混ぜるだけなので、すぐに竿を出すことができる。
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ターゲットによる沈下スピードの違い
マキエのの基本となるオキアミ生の沈下速度の目安は10秒間で80cmである。
これはブロックのサシエ兼用のオキアミの沈下速度で別売りになっているアミノ酸につけて加工をしているサシエ用のオキアミの沈下速度はもっと早く沈む。
砕いたオキアミも同様に生のオキアミに比べて早く沈む。
グレ用のマキエ
マキエとサシエの同調を重視するグレ釣りにおいては、この生のオキアミの沈下速度に合わせて配合エサの沈下速度を設定している場合が多い。
チヌ用のマキエ
チヌは底のエサを食べる習性があるので、オキアミの生の沈下速度は関係なく、マキエサが底のポイントにしっかりとたまっていくことが重要であるので、配合エサの沈下速度は速い方がいい。
チヌパワー日本海は沈下速度は速く、オススメである。
全遊動釣法にに向いたマキエとは
以上の考えから全遊動釣法を行う上でチェックする項目は
- サシエとマキエの沈下スピードが同じか?
- 仕掛けとマキエの流れる方向が同じか?
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