釣りの中で唯一魚と接触するのがハリである。魚はエサとしてハリを食べるわけではなく、ハリの付いたエサをおもわず食べてしまいます。
というよりも釣り人が食べさせるように仕向けるので食べてしまうわけである。
だから、狙いたいターゲットに合わせてエサやハリの色、大きさ、形を合わせていかなければなりません。
ハリの種類はターゲットによっていろいろ販売されており、ウキ釣りで使えそうなものは「チヌバリ」「グレバリ」「メバルバリ」万能な「伊勢尼ハリ」などがあります。いろいろなハリの使い分けについて説明しましょう。
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ハリのサイズの使い分け
標準サイズはグレバリなら5号、チヌバリなら2号、メバルバリなら8号、伊佐尼ハリなら9号であろう。
標準サイズを基準にサイズを大きくする場合は
- エサが大きい。
- 食いが活発
- 潮の流れが速い(仕掛けが浮きすぎる)
逆にサイズを小さくする場合は
- エサが小さい
- 食いが渋い
- 潮の流れが遅い(仕掛けが少し流れるようにするため)
ハリのカラーバイレーションと使い分け
- 黒色: エサ取りが多いとき。オールラウンド
- 銀色: エサ取りが少ないとき
- 金色: エサを目立たせたいとき。エサ取りが少なく活性が高いとき
- オキアミカラー: エサ取りが少なく活性が低いとき
- 白色: エサ取りが少なく活性が低いとき
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ハリの名称と構造
【針の収納】
防水用の専用の入れ物に、号数ごとに小分けにできるものがいい。
ハリの名前を書いておこう。
これでハリ交換のタイムロスを防ぐことができる。
【ハリの名称と構造】
- ミミ:ハリスがスッポ抜けしないように平たくなっている。ミミの部分が輪っかになっている管付きタイプもある
- ヒネリ:ハリ先が軸より少しずれている。居食い(アタリがないのにつれている状態)でもひねってあるので刺さりやすい。
- フトコロ:フトコロが広くなるとハリのかかりが良くります。
- 軸:軸が長くなるとオキアミなどのエサがまっすぐ付けられるので、海中での安定性がよく、食いもよくなります。
- カエシ:カエシのないスレバリは貫通性がよくなるが、やり取り中にすっぽ抜けることもカエシを小さくした半スレバリは貫通性もよくすっぽ抜けも少ない。小さい魚のリリースもしやすい。
- ハリ先: ハリ先は常に鋭利にしておきましょう。一日同じハリを使っているとハリ先は鈍くなってきます。そんな時は交換か砥石で研いでみよう。良いかどうかの見極めは爪に傷がつくかどうかで判断。判断が難しければ交換しましょう。
チヌバリとグレバリの違い
【チヌバリ】
【グレバリ】
チヌ用ハリはエサが海中で安定性がよく、食いがよくなるのと少しでも飲み込まれないようにするため、ハリの軸が少し長くなっています。飲み込まれても口に掛かるようにヒネリがあるハリもあります。
グレバリは飲み込まれても、歯が鋭くなく、ハリスを切られる心配もありません。吸い込み重視で軸の短いハリが使われます。
軸を短くするとハリの掛かりが悪くなるので、フトコロをやや広くとって補っています。
【ハリの選び方のまとめ】
- ターゲットに合わせたハリを準備すること。
- ターゲットを絞れない時は伊勢尼バリ。
- エサ取りが多いときは黒色。エサ取りが少ないときは金色。食いが悪いときはオキアミカラーの3種類は準備すること。
- エサが残りっぱなし、取られっぱなしの時はハリを別のカラーもしくは軸の細いハリにに交換してみよう。
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