軽い仕掛けを使った全誘導仕掛けだけでなく、釣り全般においても最も厄介な「存在」なのが風であろう。
釣り人に取って最大の敵でも、「風が吹いたほうが釣れる」と漁師の方が言うように釣りには良い条件である。(風の程度による)
なぜ、風が吹いたほうが釣れるのかというと、風が吹くとそれにつられて、波が荒くなる、波が荒くなると、餌になる小魚や微生物が強制的に流され、集まりやすくなります。
しかも、風や波のおかげで濁りが出るので警戒心が低くなり、しかもエサが集まりやすくなれば、魚のテンションもマックスになるだろう。
特に強風になれば、軽い仕掛けを使うフカセ釣りは釣りが難しくなる。
おもりをなるべく使用しない全誘導仕掛けなどは、道糸に大きな抵抗が加わるためにマキエとサシエの同調が難しくなるどころか、仕掛けが入っていない状況になっているのに気が付かないこともよくあることです。
無風で適度に流れがあり、いい感じのサラシがあり、魚の活性が高いなんて釣り人にとって夢の様な条件で釣りができるのは、一生に一度あればいい方ではないか。
むしろ、ほぼゼロではないかと思います。
そんな強風時の対策としては一番効果があるのは
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道糸を最大限細くしよう。
強風時の一番の対策は道糸を出来るだけ細くしすることです。
どれぐらい細くすればいいのかと思われるだろうが、細ければ細いほど扱いやすくなります。
細くし過ぎるとラインブレイクの危険があるので、そんなに細くはできないので、ナイロンラインでは1.5号ぐらいがいいのではないだろうか。
最近、僕はフカセ釣りでPEラインが使っている。
そう思われると思いますが、最近のエギングのラインは適度にコシがあり、高比重(比重:1.0)に作られているので、使いやすい。
PEラインだと0.6号ぐらいまで細くできるので、大きなアドバンテージになる。
PEラインを使う最大のメリットは風に強いのはもちろんのこと、PEラインはナイロン糸やフロロカーボンのように経年劣化がほとんどないので、交換頻度が少なくて済むのでないだろうか。
ナイロンラインだと、釣行毎に先端(先端の傷みや水分を吸収で弱くなっているため)の10mは捨てていくので、5回も釣りに行くと新品に交換しなくていけなくなる。
PEラインだと釣行毎にほとんど捨てることはない。
ラインに傷がなければ、捨てる必要がないのでおサフにやさしいのはありがたいことです。
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強風時に中通しウキを使った仕掛け
中通しウキは道糸が海面に出ているので、道糸が風の影響を受けやすい。
風でウキが流される、ついでにラインも流されるのでウキを海面に浮かせていると軽い仕掛けだと入っていかないことが多い。
そんな時は00号か000号を使ってウキごと沈めた釣りをやってみよう。
ウキが沈んでいくので、ウキ周辺の抵抗(風やサラシ、上潮の滑り)を受けにくくなるので、仕掛けが安定しやすくなります。
この時、穂先はなるべく海面に近い位置にしておくと風の影響を受けにくくなります。
環付きウキ(棒ウキ含む)を使った仕掛けの場合
ウキと道糸の接点が海中になるので、風にはめっぽう強いのが環付きウキ仕掛けです。
中通しウキ同様にウキごと沈めていく方法とウキは海面ギリギリで浮かせておき、サシエだけを送り込んでいく方法がある。
環付きウキ仕掛けはラインとウキの接点が点になるため、糸落ちが良すぎるのが欠点となるのであるが、強風時には糸落ちがいいのでメリットとデメリットが打ち消し合ってくれるようになる。
低水温での活性の低い時以外の強風時には活性が高い事が多いのでアタリはラインや穂先に出る。
中通しウキ同様に環付きウキ自体を沈めていく仕掛けはウキが海中の複雑な潮流をつかみながら、マキエがたまるポイントにツケエを同調させることが可能になります。
強風時の釣れない時の対処法
- ラインを細くする(替えスプールを準備しよう)
- 一つの仕掛けにこだわらず、釣れない時は仕掛けを変更する。
- 5回投入してアタリがなければ、仕掛けがあっていないので、どこかを変更する。
- 全誘導仕掛けにこだわらずに、半誘導仕掛けも対策に入れる。
- 針の大きさを変えるだけでも釣果に変化を及ぼす
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