なぜウキフカセダンゴ釣りは最強なのか?
夏場のフカセ釣りはサシエがむき出しになっているのでエサ取りがいると狙ったタナに到達するまででエサ取りにサシエを取られてしまいます。
そこで考え出されたのダンゴを使った紀州釣りである。だが紀州釣りのタナは海底だけである。
一方フカセダンゴ釣りのタナはフカセ釣りと同じで、ハリスの長さより深いタナはすべて探れます。
この違いは何なのか?ひも解いてみましょう。
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紀州釣りとは
簡単に言うとサ取りの多い時期にサシエをダンゴで包み、海底までサシエを海底まで届け、ターゲットとなるクロダイにサシエを食べていただくのが紀州釣りである。
ダンゴの比重があり、大きいのでクロダイ釣りに使えるウキでは沈んでしまう。ウキの先端はダンゴがあるときは沈んでいる。水中にあるのが確認できるようにしておく。
ダンゴが壊れると時にウキが浮き上がってくる。浮き上がってくる途中から15秒ぐらいがクロダイのアタリのチャンスです。
だから狙うポイントの水深をきっちり測り、ダンゴが海底について何分ぐらいで割れるようにするかをダンゴの練り方で変えた方が良い釣果を得られるでしょう。そのときどきの状況にダンゴを合わせましょう。
とても熟練のいる釣り方である。しかも、ダンゴが底に付くため風や潮の流れがあると、ウキがナナメになり、アタリがわかリにくくなります。だから、風や波にはとても弱く、釣りにならないこともあります。
ダンゴ重いので竿で投げることはせず、直接ダンゴを投げるか、マキエシャクを使ってポイントに投げましょう。
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ウキフカセダンゴ釣りとは
ウキフカセダンゴ釣りはダンゴの比重が軽いので海中でウキがダンゴをのせていてもウキは沈みません。それほど小さく比重が軽いダンゴを使用します。
サシエをダンゴで包んでいるのでエサ取りにも強く、フカセ釣りのようにマキエと同調を考えなくても、ダンゴに集魚効果があるのでクロダイは寄ってきます。
しかも海底を狙う必要がないので根掛かりはほとんどない。もちろん海底にクロダイがいるので海底から外れすぎると、釣れなくなるので、水深を測り海底が砂地であれば、数cm浮かせたタナを攻めのもいいですね。
海底に海藻や岩がある場合は海藻の上をダンゴが通過するようにタナ取りしてもいい。場合によっては底をタナにすることもあります。
ウキがダンゴを載せれるので潮に合わせてウキが流されていきます。流れ着きやすい場所には潮目があることが多く、よく釣れる場所でもある。ウキが流されるのである程度は風や潮には強い釣りでもあります。
もちろんマキ餌も必要で海中にたまっていくような比重のあるエサの方がいいです。
この釣りを可能にするのが遠矢うきとチヌパワーくわせダンゴです。それ以外のダンゴでは比重が大きすぎて沈んでしまいます。
ダンゴは軽いので竿を使ってポイントに投げます。しかし投げるのに少しコツをつかまなくては、すぐにダンゴが割れてしまいます。
何十投も投げればコツはつかめるようになります。
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